お米が劣化してしまう6つの原因
#お米のQ&A
お米が劣化してしまう原因をご存知でしたか?
購入したお米を最後まで美味しく食べるために劣化してしまう原因についてご紹介させていただきます。
劣化原因① お米の呼吸
お米は呼吸をしています。お米の栄養素(デンプンなど)と空気中の酸素が触れることによって化学反応が生じ、栄養素が分解されてしまい品質が劣化していきます。
お米の水分率(=含水率)、湿度が高くなるほどお米の呼吸が活発になります。
そのため、湿度・気温が高い夏場を超えたお米の品質は劣化してしまうと言われています。
劣化原因② 酸化
コーヒー豆と一緒で、お米は空気に触れていると酸化してしまって味が悪くなってしまいます。
酸化することでお米を覆っている表面(=糊粉層)が分解されてしまい、古米臭という独特な臭いを発してしまう場合があります。
また、温度が高くなるほど酸化が進むと言われいてます。保存温度としては10度以下に保つことで酸化を避け、味の劣化を抑えることが可能となります。
劣化原因③ 乾燥
湿度が高くなるとお米の呼吸が活発になり品質が劣化してしまいますが、逆に乾燥させすぎてしまうのも良くないです。乾燥しているお米に水を含ませると割れてしまったり、弾力がない食味になってしまいます。
劣化原因④ カビ
お米の水分率(=含水率)が17%を超えるとカビが発生しやすい環境となります。特に梅雨時期は注意が必要です。
湿気の高い場所で保存しないように、また、水がかかるような場所で保存しないようにする必要があります。
劣化原因⑤ 臭い移り
お米は肉や魚など臭気が強い食品の近くで保存しておくと、お米に臭いがうつってしまいます。酸素を遮断した袋で保存しておくことで、臭い移りを防止することができます。
劣化原因⑥ 虫の発生
気温が高くなるとお米を好む虫が発生する可能性があります。主に、コクゾウムシ・ノシメマダラメイガという虫が発生し、お米を喰われてしまいます。
この虫たちは、気温が15〜20度になると活動し、20〜25度になると活発に活動し始めます。
主に6つのお米の劣化原因についてご紹介させていただきました。
いつもと食味が違うなど、ご経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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